四角い部屋のblog

未熟なパラレルワーカーが病気になって、休んだり悩んだり試行する

サボテンのぶーちゃん

 

サボテンのぶーちゃんは、

我が家のトイレの棚に置いていました。

 

去年の秋頃に買ったとき、確か丸々としてチクチクとしていて

ちょっとブサイクで、ぶーちゃんという名前にしました

 

水をあげる頻度は注意書きのようにしていた、つもりだけど

たぶんずっと窓のないトイレに置いていたので日光不足だったんだと思う。

 

年が明けて春から体調を崩して

水遣りもまばらになってしまって、

私は自分に精一杯で、ぶーちゃんの世話なんて何も出来ていなかった。。。

 

夜中に起きて気が向いた時だけじゃばーとお水をあげてるだけで、

成長度合いのことや休眠期のことまで考えていなかった。

 

この間から体調が戻ってきた私が、

異変に気がついた頃にはもう全然手遅れでした。

ごめん。

 

特に健康面を表すというトイレの片隅で、

きっとずっと、悪い気がこれ以上増えまいと浄化しようとしてくれていたのかもしれないし、

私にも気づいてください!って呼んでたかもしれない…。

 

気がついたら、

根元はぷよぷよして先の方がぎゅっと縮んで

たぶん一回り小さくなっていた。

いつからだろう

思い返せば、ずっと前から、小さくなっていたような気がする

 

もっと早くに気がついてあげなくてごめん。

 

植え替えてあげようと思って揃えた土も新しい鉢も

もうぶーちゃんには手遅れだった。

 

サボテンは我慢強くて

なかなか異変を表さない。

それはなんだか、慢性疲労を起こした私の腎臓のような。

 

やばい!と思って、

気になっていたけどずっと足を踏み入れてなかった小さな園芸屋さんに入ってみたんです。

 

とっても可愛い植物が沢山あって、

しかも値段がそこそこくらいで程よい。

土や鉢は最低限の取り揃えなんだけれど、

渋谷の街の小さなお店だし、これで十分なのだろうと思う。

土は重たいし、通販すればいいもんね。

 

相談出来る先ができた。

それがどんなに有難いかは、この数ヶ月私が身をもって知ったことだった。

 

花や木が枯れるということに、

あまり大きな意味を持たせてもなぁ…とは思っているけれど、

このことはこれまでの私の行いの悪さを示す出来事のようで、心の中に残った。

 

園芸という趣味は

その植物にとって好ましい環境かどうかよりも「育てたい」という人間のエゴによるもの

その中でも、どうやってより植物に良い環境をつくってあげられるかが楽しさの1つだと思う。

その園芸が好きだ、というなら、

そして今私にはこの環境しかないなら、

そこでいかに美しく咲かせるかを本来の意味で追求するしかない。

 

ちゃんと、次はちゃんと長生き出来るように育ててあげよう。

 

それから、私は一体何なら、ちゃんと向き合って育て続けられるのだろう。