四角い部屋のblog

未熟なパラレルワーカーが病気になって、休んだり悩んだり試行する

台風一過で

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When it rain it pours but you didn't even notice
It ain't rainin' anymore, it's hard to breathe when all you know is
The struggle of staying above, the rising water line

You hold tight to your umbrella, but darlin' I'm just tryin' to tell ya
That there's always been a rainbow hangin' over your head

 

いつか...と待ちわびていたけれど
降るときには土砂降りで、なのにあなたは気づきもしない
もう雨は降ってこないよ
これ以上は、あなたが息苦しいでしょうから
なんとかそこに留まろうとしても、水かさは増すばかり

あなたは自分の傘にじっと隠れているけど、
私はただ、あなたに伝えたいの
そこには虹がかかってるんだよって、あなたの頭の上に

  ー Rainbow   Kacey Musgraves 

 

 

 

造影剤注射してMRIを撮ってきました

この前造影剤を注射してMRIを撮ったのですが、

(検査結果はおいておいて)

なかなかネットに体験談がなかったので、このエントリーを書こうと思いました。

造影剤の注射、なかなか緊張しました。

ーーー

事の経緯

2月から1か月おきくらいに高熱週間をくりかえす。
途中で歩けなくなったりもする。

色々調べてるんだけど決定打は得られない。なう。

 

一応過去記事があるので、もしも気になった方はこちらなどを。
夜中とか明け方に書いているのでテンションが不安定なのはお見逃しください。

mizuumix.hatenablog.com

 

7月にはいって、熱やリンパ節の腫れを繰り返すことがもうなくなって、

この先は経過観察かな、となったところで血液検査の結果に不可解な点が一つ。

ホルモン値なので、内分泌科へ

内科→皮膚科(紅斑)→アレルギー科→内分泌科←いまここ

 

造影剤ってどのくらいの人がイメージつくのだろう。

あのバリウムも造影剤の一種ですよね。

すごく不快だとよく聞くけれど、

私はまだバリウムも飲んだことありません。

 

MRIは、きっと一般的な人よりもだいぶ早く小学生の頃デビューしており、
最近は去年の1月にも別の病院で撮っています。

閉所も音も大丈夫でMRIについてはあまり恐怖心がありません。

 

先生「腹部のCTと、脳のMRIとりましょう。よろしいですか?」

私「はい」

先生「MRIとったことありますか?」

私「あります」

先生「造影剤はきっとはじめてですよね?」

私「あ、そうですね。」

先生「ご説明しますので、ご納得いただいたら、同意書にサインしてください」

 

…サイン!ちょっと怖い様子。。。

ご説明としては、

静脈から造影剤を注射して、細部まで撮れるようにしたいです。

副作用がでる場合があります。非常に少ないですが死亡者例があります。

治療がいらない頭痛や発疹など軽度のものが5パーセント以下、100人に5人いないくらい。

腎不全や血圧低下など迅速に治療が必要なものが9000人に1人くらい。

重篤な副作用となる場合があることをご承知ください。

1日~2日後にでる副作用もありますので、異変を感じたら当院に電話でお知らせください。

また、副作用があった場合は当院で治療させて頂くことにご同意お願いします。

みたいなことでした。

全体的にふわっと書きましたが、A4用紙にみっちりと細かくご説明がありました。

そして、サインしました。

 

その時、「まぁ、必要な検査はしてもらった方がいいからなぁ」

という感じでサインしたのですが、

帰りのバスの中で

「そもそも…造影剤ってどんなん?」という疑問

今更。さっき先生に聞けよ。汗

 

そして、ぐぐる。すぐぐぐる

が、あんまり体験談みたいなのがでてこない。
副作用の注意や成分に関するアカデミックな記述が多い。

 

(まれに)蕁麻疹みたいになるとか、注射すると体が熱くなるとか書いてある…

え、なんかこわい!

 

帰宅してから本番まで、ふとした時に不安になってどぎまぎ

怖いよう…うう…

 

お家で一人でいると、やっぱり不安感ってどうしてもでるのですね。

後はたぶん、東洋医学でいう腎が弱っていると不安感を感じやすいらしい。

 

不安を感じる要因としてもう一つは、

元からごくたまにですが、映画などの暴力シーンなどを見ると動悸がすることがあって、

スプラッタ系も少し苦手でした。

物語としてみれないというか、我が身のことのようにイメージすることができてしまう瞬間があるんですよね。

手なら手の血管一つ一つがそわそわする感覚があるのです。

想像力が逞しすぎるのでしょうか。。。汗

 

これまでも色々と検査で血を採ってもらってきましたが、

そういう時に気持ち悪くなるなどはなく、大丈夫なんだなと思ってきました。

 

が、一度、とある女性の手術のお話をそばで聞いていたら、

その後に倒れてしまう事件がありました。

たぶん、そのときお腹もすいていたし、生理前で貧血だったし

その手術のお話だけが原因ではないのだと思うのですが

”倒れてしまった”ことが軽くトラウマになっております。

 

そんなことがあってから、

採血を見ることはできなくなって(前は視界にはいっても大丈夫だった)

針が刺さる痛みにも恐怖から敏感に感じるようになっていました。

 

怖いという気持ちと一緒に

また迷惑をかけたら嫌だな、という気持ちもありました。

 

MRIの中でパニックになったらどうしよう、

もう採血できないくらいショックを受けちゃったらどうしよう、

気持ち悪くて吐いたりするのかな?

それでまたもっと調べないといけない他の病気みつかったら嫌だな、、、

 

そんな感じで不安な気持ちを募らせるのでした。

ーーーー

検査前日

 

前日も、採血があったので病院に行きました。

この日は懸念されてるホルモン値をみるために朝いちばんで安静採血。

朝起きられないから朝の採血が大事なのですが、
体調悪い中寝起きで病院ってなかなか厳しいです。

 

8時すぎに病院について、受付して、

10時くらいに終わりました。

前の日の20時から食べてないし、ちょっと寝不足だしでふらふらです。

 

検査当日

予約時間は15時~

食事は4時間前までと言われていたので、

朝ごはんと昼ごはんの間のご飯を食べて病院に行きました。

 

私の場合は、MRIのあとに腹部CTがあるから食事制限が事前に言われてましたが、

通常、脳の検査だと食事制限はないらしいです。

 

受付のあとは問診表を書きます。

主に、体にペースメーカーやプレートなど金属を入れていないことや

妊娠可能性、閉所恐怖症、アレルギー、体重の確認でした。

 

検査着に着替えます。

この日病院に着て行った服装は、

  • ノースリーブトップス(綿ポリ?)
  • キャミソール(綿)
  • デニムのワイドパンツ(綿)
  • ブラ(アクリル)・ショーツ(綿)
  • 半袖の薄手ガウン
  • 靴下
  • ローファー
  • サングラス、髪留め、ネックレス

検査の時は、

  • キャミソール
  • ショーツ
  • 検査着
  • 靴下
  • ローファー

MRIにはいるときは、

金具がついているものはNG

ヒートテックもNG

安心のために私はいつもこういった検査のときは、

基本的には化繊のものを身に着けないようにしています。

 

いつもカップ付きインナーを愛用してますが、

ヒートテックだっけ?エアリズムだっけ?

と曖昧な感じなので、安心第一と思って天然繊維のインナーを重ね着して通院しました。

 

たぶん、靴下はなんでも大丈夫で、

ダメなら脱いでと言われるだけだと思いますが、

靴は、自分で検査台にあがったり、着替えたりするので

履き口があいていて脱ぎ履きしやすく、

ヒールがない、歩きやすい靴がいいと思います。

スリッパに履き替える病院も過去にありました。

* 

検査着を渡されて、私の服装と問診票を確認しながら

「これまでアレルギーは?」「最後の食事何時ですか?」

「アクセサリー、髪留めはずしてください」

「インナーもヒートテックなどは脱いでください」

「下着はブラジャーはずして、ショーツはそのまま、靴下と靴はそのまま履いていて大丈夫です。」

など質問、指示されます。

 

着替え終わった姿をみてもう一度、

髪留めやアクセサリーの外し忘れがないかチェックされます。

 

いよいよMRI…!

 

 

まずはMRIの台に仰向けに、くぼみに頭をあてて寝ます。

このまま固定されていくので、なるべく頭を楽なポジションにしておきましょう。

技師さん「いつも注射右ですか?左ですか?」

私「右です」

技師さん「...ちょっと前の跡ありますね。先に右でみて、左でも大丈夫ですか?」

私「どちらでも大丈夫です」

技師さん「では右からみるようにして、あれだったら左にかえるかもしれません。」

(アレな状態ってなんだろうか) 


検査技師さんがヘッドホンを付けてくれます。

音が流れている病院と、流れていない病院があります。

ヘッドホンをされない病院もありそうです。

MRIの中に入ると、ガンガンドンドンギンギンすごい音なので、

音やそれに対する恐怖心の軽減のためと思います。

 

頭の部分を固定するために上から格子状の何か(←)がおろされます。

そして顔の輪郭に合わせて空間をうめるためにスポンジが差し込まれます。

技師さん「頭はもうこのまま動かさないでください」と指示されます。

(ドキドキ…注射いつだろうか…)

技師さん「何かあったらこのブザーを強くにぎってください」

技師さん「今、ご気分大丈夫ですか。20分くらいはこのままですが。」

私「はい。大丈夫です。」

技師さん「では動かします。はじめに造影剤いれないで撮ります。」

(おお、造影剤あとからなのね...)

 

ウィーンギーギーギードンドンドンガガガガガ・・・・・

(相変わらずうっさいなMRI)

15分くらいして、一旦とまって、元の位置にもどる。 

 

技師さんA「はい、お疲れ様です。頭は動かさずに、腕は動いて大丈夫です。今から造影剤いれていきますので…」

お医者さん?「よろしくお願いします。では腕をまくりますね。」

技師さんB「失礼します。…」(もう一人入室)

(技師さんたちとお医者さんが小声で色々相談している。私の手を返したり戻したりされる)

 

お医者さん?「いつも@$’ですか?◇:*ですか?*¥★はやったことあるんですけど…」

技師さんA「どちらでもいいですよ。最初&#”+で、5分くらいですかね…」

お医者さん?「わかりました。」

(良く分からないカタカナとアルファベットで何かご相談されてました)

 

お医者さん?「手の甲だと痛いと思うので、肘からにしましょう。」

(ぜひ痛くないやり方にしてほしい)

 

この時全部で3人のスタッフさんが私に関わってくれました。

注射したのは技師や看護師ではなくって、研修医さんだったかもなと思います。若かった。技師さんが先生って呼んでいたような気もする。

そして余談ですが全員若くてイケメンだった。これも病院のリラックスのための作戦かもしれない。男性患者の場合は美人技師が担当するのかもしれない。

 

お医者さん「では注射していきます。しびれるとか熱いとかあったら言ってください」

私「はい」

お医者さん「はい、ちくっとしまーす」

つーーーーーーーーーー

痛みはいつもの注射のとおり一瞬だけど

なんか刺してる肘の内側から脇にかけて冷たい

冷たいものが つーーーーーーーーーって流れてく感じがする

なにこれ怖い。うう、なんか喉乾くなぁ。。

はやく終わんないかな。。。

 

お医者さん?「そのまま動かないでくださいね。…」

技師さんB「はい。」(別室からマイクで)

ウィーーーーーン

(え?・・・)

 

針刺したままMRIの中またはいります。

針刺したままMRIの中またはいります。

針刺したままなん…?

MRIの中でもなお冷たい感覚消えず。

 

先生はMRIの横に立って管をささえて見守っていてくれます。

 

技師さんB「ではまずダイナミックで。いちにのさん」

(ダイナミックってなに?)

 

そのまま撮影は5分くらい続き、

ウィーーーーーーンと台がはじめの位置に戻りました。

 

お医者さん?「はい。では針抜いていきます。」

(この抜くときが痛い。刺す時より抜くときが痛い。私だけ?)

技師さんA「佐藤さん、お疲れ様でした。ご気分とか大丈夫ですか。」

私「はい、大丈夫です」

お医者さん?「止血するためにテープで固定します。30分くらいで外してください。」

私「はい」 

お医者さん?「ちょっと内出血するかもしれませんが、通常の反応ですので痛みやしびれがなければあまり不安に思わないでください。心配な場合はお電話ください。」

私「…」(ちょっと痛い...力はいるかなぁ…)

お医者さん?「最近注射多かったんですね。お疲れ様でした。」

 

(どうして医療従事者のみんさんはこんなに優しいのでしょう涙)

 

技師さんA「では起きましょう。左側からです」

技師さんB「お疲れ様でした。そのままCT案内するのでこちらに…」

みたいな感じでした。

起き上がった瞬間体が重たくて、

歩くのがゆっくりでした。

 

この日、そのあとCTを撮って、

着替えて、お会計でした。

 

CTでは撮影前後で同じことを先生×2人に何度も聞かれました。

「いや、でも大丈夫なんです。気にしないでいいですからね!」

と笑顔で見送られましたが、怖いやん!という気持ちです。

 

そのあと

”造影剤は24時間以内に尿と一緒に排泄される”そうで、

終了後はたくさんお水を飲んでくださいと言われていました。

昔から、ペットボトル1本一日で飲み切れない私が、

この日終了後に病院の売店で買ったお水を1時間で飲み切りました。

 

体がおもくて、眠くて、のどが渇いて

「なんか変なもんはいったよー」って体が言ってる気がしました(笑)

でも、お水800mlくらい飲んでおトイレ何度か行くと、

割といつもの感じに戻っていきました。

 

とくに副作用のようなものはなく、
内出血は翌日にうっすらと、傷跡の赤みが2日間くらい残った程度でした。

 

不可思議なことが一つあったのは、

着替えの時に気づいたのですが、

止血のためにとめてもらっていたコットンとテープが、
濡れてぴちょぴちょではがれてきてて

それが私の汗なのか、消毒液か何かなのか、

よく分かりませんでした。

色は透明?でにおいも特になくって、なんだろう?

 

注射の反応でそこだけすごい汗かいたのかな。

からだってすごいな。

 

まとめ

  • 食事が何時までOKか事前に確認しよう
  • 不安があれば先に先生に検査についてちゃんと聞こう
  • MRIのときはコットンのインナーを着よう
  • 造影剤は撮影の途中から注射される、らしい
  • 注射は抜くときも痛い
  • 注入中いやな感じはある
  • 終わったらお水がぶがぶ飲んで寝てしまおう
  • 某渋谷区の総合病院の検査技師さんはイケメンが多い

 

あと、これは造影剤検査に限らず、

ある時から、私は採血も注射も怖いと思うようになってしまって、

そういう日は飴玉かグミを持ち歩くようになりました。

 

色々で年に4回は通常でも採血あるし、

体がこうなってからは月1~2で採血するようになって、

不思議なもので慣れるかと思ったら恐怖心の方が毎回増えてる気がします。

 

採血や注射のあとにすごく気分が落ち込んで、

なかなか帰りのバスに乗れなくなったり、

滅多にしないのにお母さんに電話したり

ストレスで無駄買いしたりってのがあります。

食事制限ありの採血もあるから、単に栄養不足ってこともあるかもですが。

 

ちょっと無理だ…

ってときに、飴玉一つなめると落ち着きます。

唾液もでて、体が普通の生体活動を取り戻していく感じ。

 

病院嫌だな、注射怖いなって
誰にいうでもないレベルで不安感がある人がいたら

飴玉お守りにして通院すると良いかもしれません。

 

長くなってしまったのですが、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら、

どうもありがとうございました。

こんなですが、日常生活はもう普通にできてます。

 

pHバランスがとれない状態なので、

なるべく汗をかかないで、と先生に言われますが、無理です。w

 

四角い部屋はここ

まず長い前ふり。

 

ずっと非公開で書いていたけど、

夜中のテンションのままの記事も含めて公開しようと思って

タイトルをちゃんとつけよう、と思った。

 

書くことのメインは、
なんだか病気になっちゃったよ、とかだけど

いかにも「闘病記」みたいなものはな…と。

それで、病気のこと以外で

もう窮屈だな…これ、変えたいな…次はどうしよっかな…

というものを表せる言葉を頭の中から探してみた。

 

たまたまなのだけど、最近見つけた

「四角い部屋」という言葉がぴったりだったので、採用。

でも、まるで私の言葉みたいに使うのは失礼な気がして、

ここに一つ、この言葉との出会いを書こうと思いました。

ーーー

 

好きな歌手は?と聞かれるといつも困ってしまう。

 

いろんなものを聞くし、

タイトルも分からないで保存してる曲がたくさんある。


友達、SNS、ストリーミング配信サービス、

ラジオ、ニコ動、映画、ライブ、

カフェ、お友達、カラオケ

色々な入り口から、気に入った音を保存している。


ずっと長い間CDを買い続けている歌手もいるし
思い出したかのようにライブ予定を調べて会いに行く歌手もいるし
実験音楽のようなライブも好きだし
キリキリした気持ちで電車に乗る時に絶対に聞く音楽もある

 

数年前に、平賀さち枝という歌手を知りました。

なんでだったかな。

きっとラジオで耳にして、ぐぐって、聞きに行ったのだと思う。

そして、平賀さち枝とホームカミングスという

コラボバンドがあることを知って、

おおー!すごくいい!と思ったのでした。

 

ただ、こういったコラボは長く続くケースはあまりなく

ある時からやっぱりしばらくリリースがなくて、

すっかり忘れかけてた。

 

それが、たまたま自宅療養中に再会。

家でひとり

昼も夜も、大きな窓をあけて音楽を流しているのが日常だった。

月曜日も、日曜日も同じ。

 

Spotifyで自動再生された、なんとなく懐かしい声、メロディーライン

なんだか平成の曲じゃないみたい。

川沿いを自転車で走りながら大声で歌いたいような、

そんな気持ちを起こさせてくれる、平賀さち枝とホームカミングス

 

気が付いたら泣いていて、もう一緒に歌いたくて仕方がない。

「なんだっけ…この人の声…」

スマホの画面を確認して、ため息がでた

「あぁ、かえってきたんだ…。」

療養中は涙もろい。

 

mikiki.tokyo.jp

 

そういうことで、

平賀さち枝とホームカミングスの『カントリーロード』という曲から

「四角い部屋」という言葉をもらいました。

 

きっとありきたりで、何気ない表現なんだけど

都会に引っ越してきて、病に、そして病以上の何かに負けた私が、

わたしという存在をもう一度求めるなら

この言葉の意味はきっともっと深い。

 

歌詞を一部だけ。

 

ーーー

 『カントリーロード』  平賀さち枝とホームカミングス

 

 思いつめれば朝 風走る五月

起き抜けの気分で四角い部屋を抜け出して

古いバスの窓に 春がひとしきり

不安げな瞳もこの青い空に吸い込まれ

(略)

潮風とその海がすべて君の味方をしたの

都会の街を背に

君よ カントリーロードまで

 

ーーー

 

ちなみに、この曲の次にはいってる曲

『ヴィレッジ ファーマシー』も

すごくよくて。

ほんと、続けて聞いたら本当に、

あぁ、こんな場所で悩んでたらもったいないな、外に出て風を受けなきゃ…

っていう気分になります。

 

療養中でナーバスモードはいった時にはぴったりです。

 

 

あと、平賀さち枝もやっぱり好きで、

これを機に色々と聞き返しているけれど、

『目黒川』という曲も、きっとナーバスモードにはちょうどいいなって思います。

 

歌詞も綺麗で、歌声が昔のテレビCMのよう(いい意味で)

耳からすっとそのまま胸にじんわり広がるよう。

これが療養にいいのかは分からないけれど、

”こういう気分”で、私は家におります。

 

 

昔のCMとか、ラジオCMって、聴覚にすごく訴えるものがあったなぁと思う。

今、テレビあまり見てないから、たわごとにすぎませんが…。

なんとなく、じわっとしみこむ感覚が伝わりますように。

 ーーー

 

もうすっかり、いつから、という感覚もなくなってきて

この先もずっと、本当は今までもずっと

こういう時の流れを求めていたんじゃないかって思えてきた。

 

三分おきにくる電車も

24時間おきにくる朝8時30分も

いつの間に、わたしのものみたいになってた。

それは全部わたしのものではなくて

誰かがどこかで重さを決めた1グラムの1円玉みたいなもの。

わたしがもっていてもいいし、誰がもっていてもいい。

 

もしかしたら、本当は、

気まぐれなお天気雨や

なんだっけ?というタイミングで発芽するパクチーの芽や

2回目の朝ごはんや

そういう時間の中で過ごすことを

わたしという人間は求めていたんじゃないかなって。

 

 おいて行かないで…って、いったい誰に言っているんだろう。

 

 

mizuumix.hatenablog.com

 

 

 

      

コートのまま眠ることも

 

最近家で横になっている時間が多いから

夜少しのことで覚醒してしまうときがある。

 

今も。

 

今日は、午後から病院でした。

予約してても1時間は普通に待つのだけど、

夜きちんと寝ることについては寝不足気味+生理

というコンディションで病院でずっと待つのは、今の私にとってはなかなかしんどくて、

待ってる間にぐったり。

 

診察のためベッド横になって

首ぐにゃぐにゃされてて(髄膜炎の兆候観察)そのまま寝るかと思った。(笑)

 

昨日までは、帰りにニトリよって収納箱探そう

とか思っていたのに

もう帰る時には自分の足で歩くことが精一杯で全然ニトリなんて一体何のことやら…って感じ。

最近本当に歩くの遅くて、家のすぐそばの坂道昇るとき、

あ…やばいこのままとまりそう…

って機械みたいな危機感(笑)

 

体力落ちたなぁ。。。

 

家に帰ってきて18時30分

スカートだけ着替えて泥のように眠っていた、らしい。

 

夕飯のために一応ギリギリの体力の中

鮭おにぎりときんぴらごぼう買ってきてたのに(あと家にあるレトルトハンバーグ一緒に食べようと思ってた)

これは食べられず

 

意識弱まる中保険で買っておいたウィダーインゼリーは途中で少し口に入れた模様。(笑)

 

24時にやっと気がついて、なかなかそこから寝付けずこれ書いてます。

 

 

 

で、思い出したんですよ、

たぶんこれもあたりまえじゃないことだった。

 

学生時代も、バイト終わって帰ってきたときとか

社会人になってからも、

帰宅時間に限らず(むしろ17時から18時くらいが多い)

コートのままバタりと寝てしまうことがあった。

 

なんてゆうか、疲労と、

自分の布団に戻ってきた安心感で

もう1歩も動きたくないし、目を開けていたくない。

いつも通りの照明がどうしようもなく眩しく感じて

手を持ち上げるような気力もわかない。

空腹すら感じない。ひたすら眠りたい。

 

そんなことになって、

そんな時の私は、上着も脱げず、顔も洗えず、夕飯も食べられずひとまずそのまま眠る。

大抵は22時頃に、1度意識が戻って(おきて)

もぞもぞコート脱いで、でもハンガーにかけるとかは出来なくて椅子にポイっとしたりして

また横になってしばらくぼけーっと。

 

調子が戻ると、頭の中で

こんなことしてる場合じゃない!!って誰かが言ってきて、ガバッと起き上がって

適当なものを頬張って、洗濯したり残ってる仕事したりはじめる。(コレが良くない)

 

そしてだいたい3時くらいまでは眠れない。

下手したらそのまんま朝(コレも良くない)。

 

一人暮らしのときは、

小さいユニットバスの中で、シャワーの音聞きながらじっと眠くなるのを待ってたなぁ。

 

今は湯たんぽ抱えて眠くなるの待ってます。

 

やっぱ基本的に血行悪いんだねぇ…。汗

 

 

たぶん本当は、

あぁなってた時点でもう壊れてきてたんだなぁ。

 

電池パックいかれた携帯電話みたいな。

充電もう1日持たなくて、熱くて、パンパンに膨らんでて蓋閉まらない的な。

 

でも通話できるしとりあえずまだ変えなくていいっしょー

みたいな。

 

そのまま5年も放置してたらそりゃ電源入っても使い物にはならなくなるわなぁ。

 

 

 

 

 

 

あたりまえだと思ってたら

 

疲れて帰る時、バスに酔うことや、地下鉄の階段を昇るのが苦しくて、途中でとまってしまうこと

エネルギー切れで頑張ってパソコン作業してるとだんだん落ち着かなくなって、

頭の奥がチリチリして、じっとしてられないこと

 

しばらく休んで立ち上がるときに、よく立ちくらみがあること

片付けや掃除機かけをしたらその日はもうぐったりしちゃう日もあること

  

夕食の途中で疲れてしまって箸がすすまないこと

もういいや、と食事をやめて1時間後にまた空腹を感じること

しっかり食べたあとはとっても眠たいこと

 

手が震えていること

いつも足が冷たいこと

浮腫んでいること

日光蕁麻疹、口内炎、生理痛、飛蚊症、動悸、

 

あまり気にしていなかったこと。

 

甲状腺が悪いから、きっとこんな事も私は受け入れないといけないと思うようにしていたら、

いつの間にか、疲れた、って

認めてあげることが出来なくなっていたこと。

 

あたりまえだと思っていた。

疲れていたら目眩もするし、食欲もおちるだろう。

それは私が人よりも少し体力がないから、その頻度が高いだけで、誰でもそうなんだろうと思っていた。

 

だから、弱音吐いてる場合じゃない。

 

頭が痛いけど、いつも痛いから大したことないし

熱があるけど、風邪じゃないからそのうち治るし

手が震えてるけど、きっと糖分をとればおさまるでしょう

 

そうやってきた。

あまり気にしないように。

 

 

いま、この数ヶ月、

いろんな立場のいろんな人に、

 

とにかく休め、体調が不安定なまま働きはじめてはいけない…熱が下がったからといって、あなたの体は決して健康ではない

 

繰り返し、繰り返し、そうやって言われる

 

もう熱は無いのに…歩けるのに…

 

歩けるようになってすぐに働きはじめて、

それ見たことかとまた熱を出した私に

もう誰も、熱が下がってればOKなどと甘い判断はしない。。。

 

あたりまえではなかった。

熱も頭痛も震えも目眩も、あたりまえではないと、私が

わたしが私に認める訓練。

 

しいたけ占い、下半期の占い読んだ?

もう、疲れたよーって言うことさえも、私は出来なくなっていたのだろうか。。。

いや、しいたけさんの場合は、

私の話じゃなくってさそり座のお話なんだけども。

 

 

 

希望と

結局のところ、数値ではっきり出てこないのが

私の体だった

ずっと、長いこと悩んでいる症状も

何となくやり過ごすうちに落ち着き、そして気がついた頃に戻ってくる。

 

それを、うまく付き合っている

というのかどうか、、私には難しい。

できれば、名前が欲しい。

 

障害者支援に関わりのある仕事をしていた頃、

自分が障害者だと分かってホットした、という人がいた。

私は、確かにそうだろうなぁ…と、思っていました。

名前が欲しい、この、波のような渦のような、抜け出せない何かに対処するために、対象を定めたい。

 

もちろん、今まで普通に生活していたのに、急に障害だったなんて知って

動揺する人もいた。

 

どちらの人もいるよね。もっと違う受け止め方の人もいるよね。

どちらも、変え難い自分の人生を思う結果だと思う。

 

私の体は、

どんなに熱が高くても、動悸がしても、頭が痛くても

検査してでてくるのは許容の範囲を超えない中での異常や、

あとはよく分からない炎症反応とか

 

そして、多くの場合対処薬は無い。

 

私が経験した頭痛にも、熱にも、結節性紅斑にも

これで治るよ!というお薬はない。

いつもロキソニン

元々限られた疾患にしか使えないほどの劇薬だったことを知っていたら、

毎日飲みたいわけが無い。

毎日飲むの嫌だな…と思って痛みに耐えるだけの日もある。

 

 

こんなに時間をかけても、今回も結局、

熱についてはよく分からなかった。

膠原病ではない、悪性腫瘍でもガンでもない、甲状腺も落ち着いているから関係ない

それでなんでこんなにも熱を繰り返して、炎症があちこちで消えないのか…

何かのウィルスか、他の疾患の前触れか…

 

結局、今のデータだとよく分からなかった。

しばらく経過観察が続くのと、一つ、別で調べないといけないものがあった。

  

病院通うのも疲れる、お金もかかる、

先生の言いつけなんて無視してまた働き始めた方が、気が楽だと感じてしまう。

…でも、それだときっといつかまた倒れる

 

今の私の周りには、

どうしたらいいのか一緒に考えてくれる先生がたくさんいる。

 

鍼の先生、薬膳の先生、生薬の先生、セラピストの先生

検査を続けてる総合病院の先生も、

なかなか結果のでない中で次にできることをしっかり考えてくれた。

そして、ちゃんと念をおしてくれた。

 

熱が下がってすぐ働こうとか考えてはダメ。

今あなたの体は必死になって戦っています。

この平熱のリラックスした状態をできる限り保つことです。

体力と体温を保つこと。熱はこれからも毎日計ってね。

焦らないで、あやしい箇所はちゃんと調べましょう。

 

私には、私の体を一緒に考えてくれる、いい先生がたくさんいる。

病気に名前が付けられなくても、

これが私の希望。

 

きっと大丈夫。

 

1日の流れ(5月の半ばくらいまで)

朝、7:30くらい  もう限界だ!って感じで勝手に目が覚める

目覚めは悪く、頭が痛い

 

前の晩に作っておいた煎じ薬を温めなおしてコップいっぱい飲む

こんな感じの
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これを飲むと体が冷えるから、

お白湯をまたコップいっぱい飲む。

 

朝ごはん、食べられそうな時は少し食べる

 

佳子先生のケークサレか、

あったかいコーンフレークか、果物

 

このくらいで朝の体力が限界

8:00  もう一度眠る

 

8:30  もう一度起きる

 

着替える、顔を洗う、歯を磨く

クコの実とはちみつをお湯でといたやつを飲む

 

(お仕事に行こうと思う日は)

荷物を準備する

 

…ぼーっとする

何となく体に相談して、解熱剤を飲んだり飲まなかったりする

 

9:15  家を出る、バスに乗る

 

10:00  いや、だいたいもう少し遅いけど…

            会社に到着する、お仕事

  

12:00  煎じ薬の残りを飲む(だいたい1日3回)

 

13:00  お昼ご飯… 勤務中のカラダのためのお昼ご飯って難しい。

 

15:00  頭がボケっとしてくる

 

17:00  汗をかく

            煎じ薬の残りを飲む

 

18:00  帰宅前に何か食べる。ウィダーインゼリーとか。

 

19:00  帰る

 

20:00  お家に着く、ご飯を食べながら煎じ薬をつくる

 

21:00  ごみ捨てとか

 

このくらいでもう体力がゼロになって熱も頭痛もやばい

が、煎じ薬は3時間かかる。

3時間キッチンタイマーしてとりあえず寝る

 

24:00  1回起きて煎じ薬を冷ます

すっきり眠れなさそうなときは、何か果物を少し食べる

 

あとはひたすら寝る

出社があるのは週に3回だけで、リモートもお休みも自己申告で承認いただけるのですが
なんだか意固地な私の性分が、行かなきゃって思っていた。

 

というか、私のお仕事における武器?が

割とコミュニケーションに頼るので、

基本的にはパートナーや上司さまとは近い距離で進めた方が楽かな、と。

 

単純作業の繰り返しや、思考してる時間が多いタイプのお仕事は

リモートで全然大丈夫だと思えるのだけど

たぶんあの時、行った方がいいって自分が思っていたんだなぁ。

 

あと、はじめ煎じ薬ほんとうに吐きそうなくらい苦手な味だった

最近は大丈夫になってきた。

体が受け入れたということらしい。

果たしてきいているのか?!正直分からない。